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ソロ活に挑戦しよう!自分と向き合うことで、ホントの自分が見えてくる!?ソロ活デビュー者が確認したいポイントとは!?

焼肉、居酒屋、カラオケ、たこ焼きパーティ、どんな場所・どんなことも、ひとりで楽しんでしまおうという「ソロ活」が注目を集めています。
そこで、今回は『「ぼっち」の歩き方』などソロ活にまつわる書籍・連載を多く持つ編集・ライターの朝井麻由美さんに、おひとりさまの楽しみ方や、ソロ活に挑戦してみたい!という初心者が事前に確認しておきたいポイントについて聞きました!

どんな人がソロ活に向いている?楽しめる?

ソロ活、おひとりさま、と聞くとどこか「独身で寂しそう」「友だちや恋人がいないからひとりなの?」というネガティブな印象を持っていませんか?もちろん「みんなで一緒にいるほうが好き」という人は無理にソロ活をする必要はないかもしれません。でも「周囲に合わせすぎると疲れる」「本当はひとりが楽だけど、誰かとつながってないと不安」などと思っているなら、思い切ってひとりの時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。ソロ活の達人である朝井さんも、だんだんとソロ活の楽しさに目覚めたと言います。

「私自身は、昔から好き嫌いがすごくはっきりしているほうでした。でも、その好き嫌いを常にストレートに表現できるわけではなく、集団でいるときは周囲の人がどう思っているかを気にしすぎてしまうところも。たとえば、居酒屋で注文をするとき、肉を食べたいけどみんなは魚がいいかな、と気を遣ったり、遊びに行くときも自分が行きたい場所はあるけれど、他の人の意見に合わせたり。自分の意見を言ったとしても、『みんな気を遣って譲ってくれたのかな?押し通してしまったんじゃないか……』と内心気にしていました。結果、楽しくても後でどっと疲れてしまう、ということに気がついたんです。でも、大人になって、ひとりで行動をするようになると、おひとりさまは決して『寂しい』『恥ずかしい』ことではなく、すごく楽しくて充実したものだと気がつきました」

自分は本当はこう楽しみたい、ここに行きたいと思っているのに相手に合わせてしまう。そんな人は、まさにソロ活を楽しめるタイプかもしれません。

朝井さん認定!ソロ活を楽しめる3タイプ
1. 好き嫌いがはっきりしている
2. 周りの人に気を遣ってしまう
3. 人と会うのは好きだけど後で疲れやすい

ソロ活初心者にオススメなのは、「入りやすい食事系の店」

「もしかして自分もソロ活に向いているかも。よし、ソロ活をしてみよう!」と思っても、最初はどこに行けばいいか迷うかもしれません。初心者にオススメのソロ活スポットとはどのようなところなのでしょうか。

「おひとりさまスポットでどこがいいですか?とよく聞かれますが、大事なのはスポットそのものではなく、その人が『好きなこと・好きなもの』が楽しめるかどうか。私は焼肉が好きで、ひとり焼肉にもよく行きますが、誰もが私と同じくらい焼肉が好きとは限らないわけです。そのため、『オススメの“おひとりさま”はひとり焼肉です』などと一概には言えません。順序としては、『自分の好きなことやお店を楽しみたい⇒ひとりで行ってみる』のがベストですね」

そうは言っても好きなものや、やりたいことがよくわからない、という場合には、まずはひとりでも入りやすそうな雰囲気の飲食店に行ってみるのがオススメ。朝井さんによれば、遊園地やイベントなどの体験系のものは好みが分かれますが、食べること自体が嫌いな人はあまりいない、というのがその理由。それに、飲食店でソロ活をすると次のようなメリットもあると言います。

1. 人との会話ではなく、食事そのものに集中できる
2. 自分が本当に好きなメニューを気兼ねなく注文できる
3. おひとりさま用メニュー、専門店も増えている

「人といると食事の内容そのものより会話がメインになりがちですが、ひとりだと、しっかり食事に向き合えます。また、お酒のペースやメニュー案を他の人と合わせることなく、自分の好きなものだけを味わえるのでリーズナブルで満足度も高い。私自身は、ラーメン、焼肉、居酒屋をはじめ、最近ではひとり懐石料理や、ひとりフレンチフルコースにも挑戦しました。懐石料理やフルコースのときは個室を予約しましたが、美味しい料理をひとりでじっくり味わえ、とても贅沢な時間でした」

ソロ活初心者に贈る、ジャンル・スポット別の確認ポイント

私も一度ソロ活をやってみたい!そう思っても初心者には勇気がいるもの。そこで、朝井さんにジャンル・スポット別に、ソロ活初心者向けの確認ポイントや、インターネットでの検索キーワードを聞きました。また、朝井さんにアドバイスをいただき、編集部の視点からもポイントを整理してみました。

■焼肉とカラオケ
【確認ポイント】
「焼肉とカラオケに関しては、『ひとり焼肉専門店』、『ひとりカラオケ専門店』といったおひとりさま専門店ができています。いきなり普通の店に行くよりも、ひとり専門のところのほうが挑戦しやすいはず。専門店でなくても、『おひとりさま歓迎』といったような看板やキャッチコピーが付いているところもあります。そういうところであれば、他にもひとりで来ている人が多いし、『ひとり歓迎と言われてるのだから、行くんですよ』と程よい理由付けにもなって、気持ちよく利用できます」
【検索キーワード】:「ひとり焼肉専門店」「ひとりカラオケ専門店」

【編集部リサーチによる確認ポイント】
ひとり焼肉は、カジュアルな雰囲気の店が多くて、ひとりでも入りやすい。中にはブースで仕切られた店も。肉の量も少量から頼めるところだと、ひとりでさまざまな部位の肉が楽しめる。ひとりカラオケ専門店の中には、オートロック個室もあり女性ひとりでも安心。

■居酒屋
【確認ポイント】
「居酒屋については目的によって好みが分かれます。ひとりで行っても店員さんや周りのお客さんとコミュニケーションをとりたい人は、カウンター席がある店がオススメ。カウンターはひとり客に向けたものなので、気軽にお店の人と話せたり、知らない人と話したりしやすいでしょう」
【検索キーワード】:「カウンター 居酒屋」

「誰とも話したくない、放っておかれたい人は、少し大きめのチェーン店系のほうが、放っておいてもらえると思います。この場合は逆に、厨房が見えるようなカウンター席は論外。店員と距離が近すぎて緊張します。目の前が壁のカウンター席だとしても、すぐ隣に知らない人が座る可能性があるので、パーソナルスペースを広く取りづらいです」
【検索キーワード】:「チェーン 居酒屋」

【共通の検索キーワード】:「ひとり客 歓迎 居酒屋」

【編集部リサーチによる確認ポイント】
事前にメニューをチェックし、1人前のメニューがある店は当たり!店の中に、2人席やカウンターが広くとってあるところも入りやすい。ひとりでも歓迎される雰囲気かどうかは店やホームページなどを見てチェックしてみよう。

■ラーメン
【確認ポイント】
「女性客が多いラーメン店はひとりでも入りやすいです。女性ならがっつり系のラーメン店はなかなかひとりで入りにくいですが、駅ビルの中などに、おしゃれな雰囲気の店が最近増えているので要チェック」
【検索キーワード】:「女性に人気 ラーメン」

【編集部リサーチによる確認ポイント】
野菜が多いヘルシー系のメニューがある店は、女性のひとり客をターゲットにしていることも。インテリアや客層を見て、入りやすい店から挑戦してみよう。

おひとりさまを楽しむことの最大のメリットは「自分を知ること」

上記を参考に、恥ずかしさを克服できる店から挑戦していけば、ひとりでいろいろなソロ活に挑戦できるはず。ソロ活はひとりぼっちだからひとりで、と自虐的に楽しむものでもなく、あえてひとりになることで自分の好きなことを気兼ねなく楽しむ、というものです。「ひとりたこ焼きパーティ」や「ひとり花見」など変わり種に挑戦したら、それだけで「こんなおもしろいことをしているよ!」と自慢できるのも楽しいし、そんなときはSNSに投稿してみるのもいいかもしれません。

最後に、朝井さんはソロ活のメリットについてこんなふうに話してくれました。
「ひとりを楽しんでいると、わかってくるのが、自分の『好き嫌い』です。たとえば、私はカラオケが苦手でしたが、ひとりカラオケをやってみることで、実は苦手なのは『誰もが知っている曲を歌わなければという空気を読む雰囲気』であって、お気に入りの歌を歌うことは好きだった、と気がつきました。必然的にひとりでいる時間が増えるので、自分自身と向き合うことにもなり、以前よりも一層、自分のことがわかるようにもなった気がします」

朝井さんが語る!ソロ活体験のメリット
1. 気兼ねなく好きなことを楽しむことができる
2. ひとりでこんなことしたよ!と自慢できる
3. 自分の好き嫌いが明確になる

普段、職場や家庭で周りに合わせる生活をしていると、自分は何が好きで、何が苦手かがわからなくなってくるもの。最初はラーメン店にひとりで入るのも躊躇するかもしれませんが、意外と周りは気にしていないもの。ひとりの時間を過ごすことで新しい自分に出会えるかも?!ぜひトライしてみてください。

※この記事は2018年2月時点での情報です。


記事監修:朝井麻由美さん
ライター、編集者、コラムニスト。著書に『「ぼっち」の歩き方』(PHP研究所)、『ひとりっ子の頭ん中』(KADOKAWA/中経出版)。一人行動が好きすぎて、一人でBBQをしたり、一人でスイカ割りをしたりする日々。
Twitter: https://twitter.com/moyomoyomoyo

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