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ママたちの職場探し!こだわる条件とその理由

自分のことに構う暇もなく育児に明け暮れるママたち。しかし、そんな日々はずっと続くわけではなく、子どもが成長するにつれて心にも時間にも余裕ができたことに気がつく日がきます。そんなとき、ふと「働いてみようかな」という気持ちになるママもいるでしょう。今回は、そんな子育て中のママたちが職場を探すとしたら、どんなことにこだわるのか調査してみました。また、多くの女性のキャリアアップを支援している外山由紀代さんに、ママたちが職場で受け入れられるために大切なポイントもうかがいました!

ママにとって譲れない条件を調査!

子どもを育てていると、自分のことは何でも後回し。子どもが産まれる前の生活とは一変することをママたちは痛感します。仕事だって、きっと出産前と同じようにはいかないはずです。それでもママたちに「働きたい」という気持ちがわいてきたとき、どのような点にこだわって仕事を探すのかを調査してみました。

『働いていないママに質問! 仕事をするとしたら、最優先したいことは何?』
1位「就労時間」36%
1位「育児に理解がある職場」36%
3位「収入」14%
4位「職場の場所」7%
4位「その他」7%
(2017年7月 M3C調べ)

「就労時間」「育児に理解がある職場」が同率で1位に。「育児が一番大事だと思うから」と、子どもが園や学校に行っている時間だけ働きたいママにとって就労時間は譲れません。「以前働いていた職場は育児にあまり理解がなく、定時に帰れない職場でした」という体験や、「収入なども大切だが、一番は育児に理解がある職場であることが重要! でないと、続けていくのは大変!」と、働くママ友の意見を参考にするママもいます。
実際のところはどうなのでしょうか? ワーキングマザーにも質問してみました。

『ワーキングマザーに質問! 仕事をするにあたり最優先したことは何?』
1位「就労時間」36%
2位「育児に理解がある職場」23%
3位「収入」15%
4位「職場の場所」13%
5位「その他」4%
6位「仕事のやりがい」3%
6位「キャリアが活かせる」3%
6位「仕事内容が簡単」3%
(2017年7月 M3C調べ)

求めるのは、ママの「働きたい」気持ちを応援してくれる職場

これらから働きたいママたちが希望したことと、実際にワーキングマザーが働き始めたときに挙げた条件はほとんど同じでした。仕事と育児を両立するためには、やはり就労時間や育児に理解がある職場であることがママにとっては重要なポイントになることがわかります。

「収入を得ることも大事ですが、やっぱり子どもが最優先」という声からもわかるように、働いているとはいえ一番に考えるのはやはり子どものこと。残業なしにこだわるのは「保育園のお迎えがママしかできないので」など、働ける時間に限りがあるからです。「育児休業後、勤務時間の長さから正社員としては復帰できなかった」というママに至っては、積み上げてきたキャリアを諦めただけに、希望の就労時間へのこだわりは一層強いようです。

会社で働くだけではなく、育児だって重要な仕事であるワーキングマザーにとっては「育児に理解がある職場」であることも必須条件です。実際に「育児休業から復帰して間もないが、時短勤務にあまり理解のない人もいて、肩身の狭い思いをしている」というママもいるように、最近ではママにとって働きやすい制度も整ってきたとはいえ、制度が職場に浸透していなければ、何となく居心地が悪いものです。
出産前と同じようにいかず、もどかしい思いをすることもあるけれど、「自分が必要とされている! と感じたい」「とってもやりがいがあります!」と、仕事が好きだから働きたいという気持ちはママにだってあるのです。

とはいえ「子どもが体調を崩したり、何かあったときに休むことを理解してもらいたい」というママにとって、職場でのよき理解者となるのはやはり子どもを持つ女性。同じ立場だからこそ、子どもの都合で休むときに「シフトの交代をこころよくしてくれた」「すぐに仕事の割り振りを変えて対応してくれる」といったフォローが期待できます。

派遣会社が紹介してくれる職場は、働く条件を細かく選ぶこともでき、ママに寄り添った理解を示してくれるところも多いので、ママが働く場としてピッタリなのかもしれません。あなたも譲れない条件を書き出し、ここぞ! と思った職場でがんばってみてはいかがでしょうか。

ママが職場で受け入れられるためには? 働く女性を支援している外山由紀代さんに聞きました

「ママたちが求める条件」が職場に受け入れられるためには自分から気持ちを伝えて雰囲気作りをすることも大切!

ハイスピードで変化するビジネス環境では、出産、育児で仕事から離れたママたちも、ブランクが長いと不安ですよね。仕事選びの最優先事項が「就労時間」というのはうなずけます。ママに理解があるのはおおむね女性が多い職場ですが、予測のつかない事態が日常茶飯事の業種(クリエイティブ系、相手ありきの相談系など)は、時間通りにいかないことが多いもの。でも、働く場を得るためにはどんな仕事も最初から「絶対時間外は困る!」と宣言しないで、「家族や行政などのサポートを利用して、がんばります」と応える方がいいですね。朝はパパが保育園に送り、ママは早く出勤して仕事に対する姿勢を見せる。同僚・先輩に言葉で感謝することを実践すれば、協力してくれるもの。望むだけでなく、自分からできることをアピールしましょう。働き方改革は制度でなく、自分の気持ちからも始められます。


記事監修:外山由紀代
20数年のリビング新聞編集長時代に、数百人の女性を採用面接。ママライター、フリーランスなどの相談にも応えた経験多数。現在はライター養成(LETS)の代表として、未婚既婚問わず女性のステップアップを応援している。http://seminar.kurashihow.co.jp/lets
イベント託児「マザーズ」の取締役でもある。http://www.mothers-inc.co.jp/

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