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派遣なら、3か月・半年ごとの契約更新で、働き方を頻繁に見直せる!~派遣社員の窪内厚公さんインタビュー

仕事と子育てとを両立したい女性にとって、派遣という柔軟性の高い働き方は強い味方。今回は、子育て奮闘中のママ派遣社員、窪内厚公さんに、日々の過ごし方や、派遣という働き方の魅力、仕事と家庭の両立の悩みなど、正直な思いをお話しいただきました。子育て中のママはもちろん、これからママになる女性のみなさんもぜひ参考にしてみてください。

―現在の家族構成と、仕事内容について教えてください。

家族は、私、主人、5歳の長女、3歳の長男の4人家族です。現在は派遣会社に登録し、派遣先のメーカーで営業事務の仕事をしています。

―なぜ、現在の派遣先を選んだのでしょうか。

子育てと仕事を両立できるようにしたいと考えるようになったからです。以前は証券会社に8年間勤めていました。派遣社員からスタートして、その後正社員となり、その間に結婚と2度の出産・産休育休を経験しました。復帰してからは、子どもの病気でたびたび休まなくてはいけなくて、戸惑いや心苦しさを感じることも多くありました。

その後、アパレル会社へ契約社員として転職しました。子育て中のママさんがたくさんいる素敵な職場だったのですが、転職直後ということもあり、自分が仕事に重点を置いてしまったことで、子育てと仕事の両立がうまくできなくなってしまいました。それにより、子どもがストレスのため拒食症気味になり、自分自身もパンクしてしまいました。働くことは好きだったのですが、もう少し子どもともちゃんと向き合う時間をと思い、退職して派遣会社に登録しました。

今登録している派遣会社には、派遣先と派遣社員をつなぐ営業担当だけでなく、キャリアコーチという派遣社員の相談に乗ってくれるスタッフがいます。派遣先を探す際、私はキャリアコーチにまず「子育てに重点を置きたい」ということを伝えました。子どもがいるということをまず派遣先に伝えていただき、それでもいいと言ってくださる会社を探していたところ、ご縁があって現在の職場で働くことになりました。現在の職場は自宅から徒歩5分の場所にあり、通勤時間が短くてすむというのも、働こうと思った決め手のひとつです。

―現在の1日のスケジュールはどのような感じですか?

勤務時間は9時から17時半です。6時に起きて、朝食の準備や犬の散歩をすませ、子どもの身支度が完了したら主人へバトンタッチし、子どもたちを保育園へ送ってもらいます。通勤時間が短いので朝活としてヨガに行ってから出勤しています。夜はどうしてもお迎えや育児に時間を取られてしまうので、朝に自分の時間ができたことで心にゆとりができ、以前よりも日々の生活を楽しめるようになりました。

また昼休みは自宅に戻ることもできる距離なので、帰宅して昼食をとったり、気分転換に犬とじゃれたりすることもあります。退社後は保育園へお迎えに行き、夕食の準備をして、食事をさせて、お風呂に入れて、と慌ただしく過ごし、だいたい落ち着くのは21時頃です。夜にご褒美のビールを飲むのが毎日の楽しみです。

―現在、仕事と子育ての両立で悩むことはありますか?

やはり突然子どもが病気になってしまうことです。これだけは予測できないですし、よい対処方法は今でも見つかりません……。今もふたりの子どもが交互に病気になることもあり、職場の方々に迷惑をかけてしまい、心苦しく感じることがよくあります。ただ育児中ということを事前にお伝えしていたので、職場の皆さんが状況を理解してくださるので、本当にありがたいです。

―仕事を探す上で譲れない条件は何ですか?

今は子育てに理解があるということです。もちろん仕事内容や給与も譲れない条件ではありますが、仕事と子育てが両立できなければ、また以前のように問題が生じる可能性があるので、そこは大切にしたいと思っています。ただ、今後のキャリアのためにも、新しいことにもチャレンジし、スキルアップできる仕事に就いていたいとの思いもあります。

―派遣の魅力はどこにありますか?

仕事と子育てとの両立を重点に置いて仕事を探せるところが、派遣の魅力だと思います。それに、もともと派遣社員として働くことも好きなんです。派遣には、3か月、半年単位で契約更新のための面談があるのですが、私はこの機会を、今の働き方が自分や家族に合っているかを振り返るためのよい機会だと前向きにとらえています。

今回仕事を探す時も、キャリアコーチに素直に状況や条件をお話ししたところ、私の経歴やスキルだけでなく、ご自身の経験や私の今後のキャリアプランなども踏まえて色々とアドバイスしてくれて頼りになりました。

今は子どもの成長と共に変化していく「生活に合った職場」を、また子育てが少し落ち着いたタイミングで、今度は「自分のキャリアプランに合った職場」を探し続けていくつもりです。このような働き方ができることが派遣の大きな魅力だと思います。
今の職場で働き始めてから、子どもへの接し方が変化したと周りからよく言われるようになり、子どもも以前より精神的に安定してきたと感じています。このバランスを楽しみつつ、しばらくはこの働き方を続けていこうと思っています。

まとめ

終始明るい笑顔で、楽しそうに答えてくださった窪内さん。派遣社員というと「雇用が安定しない」など、ネガティブなトーンで語られることもあるかもしれません。しかし、「自分の今の状況にあった仕事を探せる」「派遣先との契約更新の面接は、今の働き方が合っているのかを振り返るよい機会」と捉えてポジティブに今の生活を楽しんでいる様子が伝わってきました。職住接近を実現させると、フルタイムで働いても暮らしに時間的なゆとりがあることもよくわかります。小さなお子さんのいる方の仕事選びにも参考になりそうですね。

※この記事は2017年11月時点での情報です。

取材協力:アデコ株式会社、京セラドキュメントソリューションズジャパン株式会社
(窪内厚公さんプロフィール)
東京都世田谷区在住。証券会社などさまざまな職場を経て、現在は派遣社員としてメーカーで営業事務をしている。5歳と3歳の母。

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