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ワーママにとってパパの育児参加はマスト!パパを動かす方法とは?

社会人であるだけでなく、母であり、妻でもあり……。ワーキングマザーはさまざまな顔を持ち、多くの役割を担っています。どれも完璧にやりたくても、時間には限りがあるもの。ママひとりですべてをこなすのは、やはりむずかしいところです。そこで、必要になるのがパパの育児参加!今回は、子育て中のママたちにパパの育児参加について調査した結果をご紹介。また、パパの子育てを応援する「ファザーリング・ジャパン」の高祖常子さんに、パパが育児に参加するようになるためのポイントを教えてもらいました。パパとママが協力して子育てするにはどうしたらいいのでしょうか?

ママが働くためには、パパの手が必須!パパは育児参加してる?

働くママの1日は超ハード!子どもを保育園に送ってから出勤し、仕事を終えたらくたくたの体を引きずりながら子どもを迎えに行き、おなかがすいたという子どもをなだめつつ、帰宅してすぐに食事の準備……。ワーキングマザーは、仕事だけでなく育児や家事だってフル回転でこなします。しかし、仕事も育児も家事もすべてをママひとりでやるのは大変ですよね。そこで、必要になるのがパパの育児参加なのです。パパと一緒に子育てができたら、ママの負担が減るだけではなく、心だってずいぶんと軽くなるはず!まずは、パパの育児参加の現状をママたちにリサーチした結果を見てみましょう。

『パパの育児参加の現状に満足していますか?』
1位「どちらかといえば満足している」36%
2位「満足している」26%
3位「どちらかといえば満足していない」24%
4位「まったく満足していない」14%
(2015年9月 M3C調べ)

イクメンが多いのか、半数以上のママたちがパパの育児参加に満足していました。「出産のとき約束したので一緒に育児しています」「なるべく休暇をとって家族との時間を増やしてくれる」と、ママひとりが子育てをする「ワンオペ育児」が問題になる中、パパも主体となって育児をしている理想的な家庭もあるようです。その一方で、4割近くのママがパパの育児参加に満足できていないという事実も見逃せません。パパが育児参加しないのはなぜなのか、現状に不満を抱くママたちにその理由を考えてもらいました。

ママに聞いた!パパが育児参加してくれない理由

『パパの育児参加の現状に満足していますか?』(2015年9月 M3C調べ)によると「育児は母親がやるものだと思っているから」というパパは多く、育児を自分の仕事だとは思っていないようです。そんなパパは「家族がいる感覚ではなく、一人暮らし気分」でふるまい、育児や家事に追われるママを見ても残念ながら動こうとはしない様子。

また、「仕事が忙しすぎる」働き盛りのパパは帰宅時間も遅く、子どもと触れ合う時間が取れないのもひとつの理由だとママたちは考えます。「もう少し早く帰ってきて欲しい」とママは思うものの、「仕事で疲れている」パパを見ると、手伝って欲しいという言葉も飲み込むしかない、というのが現状のようです。

こうしたことからも、普段から育児をする機会が少ないせいか、「どうしていいかわからない。おむつ替えでも、ウンチがあちこち付いてしまいそうで心配でできない」「これまで子どもに接する機会が少なかったので予想外のことが起こると対処できない」など、子どもへの接し方がわからないパパも多いのだそう。ほかに、「こちら(ママ)から働きかけない限り、休みの日は携帯をいじってばかり」と、せっかく一緒に過ごす時間があっても、自分からは子どもの相手をしようとしないパパに、ため息をつくママもいます。

このように、パパが育児に参加しないのは、「育児はパパの仕事ではないと思っている」、「仕事が忙しすぎる」、「子どもの扱い方がわからない」という3つが、おもな原因のようです。
しかし、ママが無理なく働くためには夫婦で力を合わせることが必要不可欠です!では、パパたちに育児に参加してもらうためにはどうしたらよいのでしょうか?

子育てアドバイザーの高祖常子さんに聞く、パパが育児参加するためのポイント!

●タイプ別に伝授!パパと一緒に育児をする方法
働くママ、もちろん専業主婦のママだって、本当に頑張っています。パパが物理的に家事・育児をするのはもちろんなのですが、精神的に「子育てを一緒にやっている感」を持てることがとても大事です。ママは「わかって欲しい」と思うけれど、なかなか伝わらないですよね。パパが育児参加しない3つの原因について、ひとつずつ見ていきましょう。

■「育児はパパの仕事ではないと思っている」パパの場合
子育ての楽しさを知らないことも原因のひとつ。子どもができるようになったこと、子どもの成長など、発見があるたびに共有しましょう。あとは、子どもを預けてパパとママふたりの時間を作って、ちゃんと話すこと。ママの大変さや、ママが一緒に子育てしたいこと、ママのこれからの働き方や生き方など、パパに伝えてみましょう。パパ自身の仕事の状況や、パパのこれからのスキルアップなどについても、話を聞いてみましょう。お互いの人生を応援しつつ、家事や育児について、具体的に「ここをやって欲しい」と伝えて協力をあおいでみましょう。

■「仕事が忙しすぎる」パパの場合
パパ自身が自分の働き方を見直すことがとても大事ですが、あとは、家族での時間の持ち方を工夫する方法もあります。「ご飯を一緒に食べたい」「家族一緒の時間を持ちたい」など、その時間をどこなら取れるのか相談してみましょう。夜はなかなか時間が取れない場合、朝少し早起きして子どもと遊んだり、子どもの身支度などを担当しているパパもいます。

■「子どもの扱い方がわからない」パパの場合
ママだって最初は子育て初心者だったのですから、ほとんど関わっていないパパは苦手意識が出てしまうもの。だからといって、パパが何もしないのではママの負担が増すばかりですし、子どもとの関わりも少なくなってしまいます。おむつ替えや、子どもの食事の世話など、少しずつママがアドバイスしながらパパにやってもらう時間を作りましょう。
荒療治としては、用事を作ってママが半日外出すること。最初は泣かれたりしてパパが戸惑うこともありますが、たとえば「3時間パパと子だけで乗り切れた!」という経験は、パパの自信になります。近所のイベントなどにパパと子どもだけでお出かけしてもらうのもおすすめです。

まとめ

子育てに参加しないパパには、まずは一緒に子育てしたいというママの気持ちをしっかり伝えることから始めましょう。気持ちを理解してもらえれば、パパもきっとがんばってくれると思います。

※この記事は2017年11月時点での情報です。


記事監修:高祖常子
子育てアドバイザー、育児情報誌miku編集長
子育て支援を中心に編集・執筆・講演を続けながら、子ども虐待防止と笑っているパパを増やすべくNPO活動も行う。NPO法人ファザーリング・ジャパン理事マザーリングプロジェクトリーダー、NPO法人タイガーマスク基金理事、NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事ほか。3児の母。著書は『イラストでよくわかる 感情的にならない子育て』(かんき出版)ほか。

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