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女性のカラダはデリケート!夏ダメージからカラダを守る6つのポイント

暑さもようやくピークを過ぎたこの時期、溜まっていた夏の疲れがどっと出て、「カラダが重い」「だるい」といった不調を訴える人は少なくないようです。その疲れ、放っておくとますます悪化する危険も―。

夏疲れの症状を改善するにはどうしたらいいのでしょうか。女性の不調や疲労に詳しい産婦人科専門医の松村圭子先生に、ヒントをいただきました。

夏の疲れを招く生活習慣って?

夏はさまざまな方向からカラダにダメージを与えます。紫外線を浴びること自体、カラダへの負担を増やしますが、特に働く女性に影響を与えやすいのが、以下の3つの生活習慣ではないでしょうか。

①栄養の偏り

暑さで食欲が落ち、冷たい麺類だけで食事を済ませる、ビールと揚げ物でおなかをいっぱいにするという人はいませんか? これでは栄養が偏ってしまううえ、胃腸が冷えるとその働きが低下して、栄養を取り込みにくくなる危険が潜んでいます。

②睡眠不足

エアコンをつけっぱなしにして寝ると明け方が寒いし電気代も気になる。でもエアコンを消すと暑くて寝苦しい、ということはありませんか。寝付けなかったり夜中に起きたりして睡眠不足に陥る人は少なくありません。休みの日に寝だめしようとして、生活リズムが乱れてしまう人も。その結果、自律神経の働きに悪影響を与えます。

③カラダを冷やしすぎる

一番心配なのがこれです。エアコンの効かせ過ぎや、薄着などで、現代人のカラダは夏でも冷えを抱えやすいといえます。とくに1日中屋内にいる人は、冷房でカラダが冷え冷えに。するとカラダのあちこちの器官が働きにくくなってしまうのです。また屋外と屋内の温度差が大きいと、やはり自律神経のバランスが乱れてしまいます。

女性ホルモンの分泌に支障が出る心配も

ここまで読んで、「自律神経の働きって?」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
自律神経は、心臓や胃腸、血管など、意識的には動かすことのできない器官の働きを調整する神経のこと。発汗や睡眠にも自律神経が関係しています。そのため、冷えや睡眠不足、温度差などで自律神経の働きが乱れると、ますます眠れなくなったりのぼせたり、消化や排せつが悪くなったりと、悪循環に陥りやすいのです。結果、疲れや不調が現れます。

実はこの自律神経をコントロールしている脳の視床下部という部分は、女性ホルモンの分泌もコントロールしています。そこで自律神経がバランスを崩すと、女性ホルモンの分泌も乱れ、肌や髪の毛がカサカサ、ボロボロになってしまう危険が……。やる気が起きない、集中できないなどといったメンタル面の不調が生じることもあります。
放置していると、自律神経とホルモン分泌の乱れが互いに悪影響を及ぼしあって、症状がさらに悪化してしまうことも―。

ダメージから抜け出す6つの生活ポイント

夏のダメージを吹き飛ばすポイントとして、松村先生は、食事と生活習慣の改善を重視しています。以下、ポイントをまとめました。

◎朝は決まった時間に起きる

休みの日の寝だめは逆効果。決まった時間に起きることで生活リズムが整い、ホルモン分泌もスムーズになります。

◎3食きちんと食べる

朝ごはんもしっかりと。冷たい飲み物だけで「ごちそうさま!」はNGです。今の季節なら胃腸の働きを助けるオクラや、疲労回復を助ける豚肉、免疫力をアップさせるパプリカなどがおすすめ。お米や小麦粉、砂糖などは、精製されていないものを食べるとGOOD。

◎冷たい飲み物は避ける

のどが渇いたら常温のものを。冷房の効いた室内では、温かい飲み物がおすすめです。

◎エアコンの効かせすぎに注意

屋外と室内の気温差が5度以上あると、自律神経が乱れやすいと言われます。オフィスなどで、自分ではエアコンの温度調節ができないという場合は、ひざ掛けやショールを使って、首や背中、腰回りを温めるといいでしょう。

◎適度な運動をする

血行が悪いと冷えを悪化させます。デスクワークの人も、ときどきカラダを伸ばしたり、移動に階段を使うのもよいでしょう。

◎シャワーではなく湯船につかる

ささっとシャワーで済ませず、10分でもいいのでぬるめのお湯にしっかりつかると、体温調節機能が働きやすくなり自律神経も整っていきます。

どのポイントも難しいことではありません。日々の生活の中で意識して実践することで、疲れ知らずのカラダを手に入れて、元気と一緒に、肌や髪のツヤも取り戻しましょう!


記事監修:松村圭子
成城松村クリニック院長。婦人科医、日本産科婦人科学会専門医。
西洋医学のほか、漢方やサプリメント、点滴療法による幅広い治療を取り入れ、月経トラブルから更年期障害まで女性の一生をサポートする診療を行う。
『女性ホルモンがつくる、キレイの秘密』『女30代からのなんだかわからない体の不調を治す本』など著書多数。 http://seijo-keikoclub.com/

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