イベントスタッフの派遣のお仕事探しの強い味方

イベントスタッフの特徴、資格・経験・スキル

イベントスタッフの特徴

イベントスタッフのお仕事は、スポーツや音楽といったイベントに関するさまざまな業務を担当します。具体的には、ステージの設営から始まり、機材の点検、設営に使用する資材の運搬、会場への椅子設置、お客様を誘導する看板の設置など、多岐に渡ります。宣伝のためにチラシを配布することもあり、そのデザインから担当することもあります。また、出演者の対応も仕事の一つ。食事や飲み物の手配をしたり、スケジュールの調整・説明などもあります。お客様の来場が始まった後の会場への誘導・案内係や、販促グッズの販売係などを担当することも。会場の保守や保安業務などを担当するケースもあります。イベントの最中には、セットチェンジや機材の調整などを柔軟に行い、イベント後には、お客様を出口に誘導してからの撤収作業があります。機材の搬出やゴミの回収をして、会場をイベント前の状態に戻します。

資格・経験・スキルなど

イベントに関わるスタッフは非常に多く、準備〜終了までにたくさんの人とやりとりをします。そのため、コミュニケーション能力が高いと、業務を円滑に進めることができます。また、イベントスタッフは、前述のとおり、多岐に渡るお仕事を任されるため、いろいろな経験が役に立ちます。例えば、広告や看板を作成するときにはクリエイティブ制作の経験、照明を扱ったことがあればライティング作業など、クオリティや効率面で大いにその経験を発揮することができるでしょう。会場の保安業務には、警備員のお仕事の経験を活かすこともできます。イベントスタッフとしての資格も存在します。代表的なものとしては、「イベント業務管理士」。イベントの企画・制作・運営などを行う実務能力を客観的に証明された資格になります。また、イベントに関する専門知識を問う「イベント検定」もあります。この仕事のやりがいとしては、イベントを通して、有名人に一つのものを作り上げていく達成感を味わうことができたり、たくさんの人と交流の機会に恵まれたりなどが挙げられます。

イベントスタッフの体験談

イベントスタッフ 22歳 女性
ドームで開催されたコンサートに携わりました。ドームにはたくさんの入場口があり、ブロックごとに入場口が違うため、入場口を間違えてチケット確認係に止められた方を適切な入場口に案内します。開場直後はどの入場口も混雑するため、チケットの確認を手伝うこともありました。開場前のミーティングでは、非常時の連携や連絡の取り方、素早い注意の促し方などを教えられたので、日常でも役に立つことばかりでした。経験や資格は特にいりませんでしたが、スタッフ同士でトランシーバーを使って密に連絡を取り合う必要があるので、素早く現場を把握して分かりやすく伝えるスキルが必要です。
イベントスタッフ 21歳 女性
私は2年ほど有名タレントのコンサート案内係として働いていました。チケットを見てお客様を案内するのが主な仕事です。お客様と丁寧に接することができるコミュニケーション能力と、簡潔な説明でコンサートホールの構造を理解できる能力が求められます。現場で先輩スタッフからさまざまなことを教えて貰えるので、特別なスキルは必要ありません。初心者でも始めやすい仕事だと思います。コンサートが行われている間は、ホール内で迷ったお客様の案内やトイレの案内の仕事となるため、アーティストの歌を聞くこともできます。有名タレントが自分のすぐそばを通ることも少なくなく、その時は緊張しましたが、うれしい瞬間でもありましたね。
イベントスタッフ 35歳 男性
コンサートの会場作りから本番日の案内、ステージの転換を行うのがコンサートスタッフ。照明機材や音響・映像設備に関する、機材の搬入や搬出、設定をサポートするが主な作業となります。また、イベント当日のお客様の案内係も担当することもありますが、そこでは、来場した観客の誘導はもちろんのこと、迅速な入場や退場を促すために、トイレの場所や席の位置などの質問に的確に対応することが望まれます。いずれもプロのスタッフの指示や演者の意図したことをしっかりと理解することと、コミュニケーション能力がとても大事です。多くの人が関わり、一つのイベントを作り上げることで、大きな達成感を得られることができます。
イベントスタッフ 40歳 女性
私は過去に、とある女性ミュージシャンのコンサートスタッフとして働いたことがあります。地域の大型体育館がコンサート会場で、会場作りからスタートしました。トラックから音楽機材を下ろして指定された場所まで運び、それが終わると次は客席のセッティング。椅子をどんどん並べていって、縦横のズレが無いようにきっちり揃えていきます。決められた時間内で作業を終わらせる必要があるので、テキパキこなしていました。コンサートが終わると、お客様が舞台に上がらないようにステージに並び、場合によっては、声をかけて注意することもありました。この仕事を通して、「イベントを成功させるためにはいろいろな要素が絡み合っているんだな」ということを学びました。