飲食店のお仕事は、キッチンかホールによってお仕事の内容が異なります。キッチンスタッフであれば、厨房での業務がメインで、具体的には、料理の調理や盛り付け、材料の下ごしらえ、食器類の食器の洗浄などを担当します。ホールスタッフは、お客様の席への案内や注文の対応、会計業務、給仕、電話・メール対応などの接客業務が中心です。キッチン・ホールスタッフともに、業務が多岐に渡るため、いろいろ覚えなければいけないことがあります。キッチンスタッフに関しては、調理方法や調理器具の使い方、器具の配置位置などです。ホールスタッフは、メニュー全般やレジの使用方法、接客マナー、伝票の取り方などです。お仕事を通して、お客様から感謝の言葉をいただくことができたり、スタッフ同士でのチームプレーを学ぶことができたりなど、やりがいのあるお仕事になります。
ホールスタッフは、特に必要な資格はないので、未経験でもチャレンジしやすいお仕事。あると役に立つのは、接客業の経験や、お客様とのコミュニケーションスキルになります。また、コミュニケーションスキルはスタッフ同士での連携という面でも役に立ちます。キッチンスタッフもホールスタッフと同様、特別な資格は必要ありませんが、「調理師免許」が必要なお店やホテルも一部あります。調理師免許は、調理や食品衛生に関する基礎知識を持っているという証明で、国から認められた資格になります。受験資格は、中学校卒業以上で、2年以上調理業務に従事していることが条件です。取得のメリットとしては、お仕事に就く際に有利に働くケースがある点で、資格手当が出るお店もあります。